洞岩寺「樹林葬墓苑」
2019年(平成31年)春、洞岩寺本堂の東側の丘、標高約600mの場所に開かれた「樹林葬墓苑」。周囲をヒノキ林に囲まれた、総面積約2,300㎡の空間に416区画を設けています。
丘のふもとから墓苑の入り口へは舗装した参道が通り、中腹から頂上までの苑路そして苑内は歩きやすい芝生となっています。墓苑の1区画の大きさは間口1.2m×奥行1.2m、各区画は何人ででもご利用可能です。従来の墓石の代わりとして、区画の中心に名前を刻んだプレート状の石碑を設置します。
格別の眺望。
樹林葬墓苑がある丘からは、正面に中央アルプス(木曽山脈)、眼下に天竜川を一望できます。見晴らしの良い場所にベンチを設置しており、お墓参りに訪れた皆さまや地域で暮らす方々の憩いの場にもなっています。
自然に土に還る。
故人のご遺骨を、それぞれの区画の土の中に直接埋葬する自然葬です。長い歳月をかけて、遺骨は形を無くして大地の一部になっていきます。契約期間後も合祀はされず、自然の営みの一部となっていきます。
お一人でも、ご家族でも
利用形態は従来の檀家制度とは異なり、宗旨宗派は問いません。区画型である洞岩寺の樹林葬墓苑は将来に渡って合祀されることはなく、お一人でも、ご家族でも、友人同士でも使うことができます。また、区画に人数の制限は設けていません。
ペットの埋葬も可能
人も動物も等しい命という仏教の考え方から、犬・猫をはじめとしたペットを同区画に埋葬することが可能です。頭数などには目安がありますので、詳しくはお問い合わせください。
永代供養
洞岩寺の樹林葬墓苑では、ご遺族に負担のない永代供養を行っています。永代供養墓であるため、墓じまいの心配もありません。住職自らが墓苑の維持管理や清掃を行い、観音様の前で読経することを日々のつとめとしています。また、葬儀に関しては信頼の置ける葬儀社をご紹介させていただくこともできますのでご相談ください。
未来へつなぐ。
国内における樹木葬は、自然保護の一環として、岩手県にある知勝院が開設した墓苑が始まりといわれています。その後、「亡くなった後は自然に還りたい」「残す家族に迷惑をかけたくない」といった要望に寄り添う墓苑として、日本中に広がっていきました。
洞岩寺の樹木葬は、従来の墓石の代わりに花木を育み、ご遺骨を山に還していく自然葬です。この墓苑で永眠される方は、歳月をかけて大自然の一部となっていきます。そうして里山ににぎわいのある森をつくり出すことで、豊かな自然を100年後、200年後につなげていくことを目標としています。
皆さまの声
日本アルプスにはさんざん登ったから、見渡せる場所がいいなと思って
“山で眠らせてくれ”が、山を愛した亡父の遺言でした
ずっと都会で暮らしてきたので、死んだ後は自然環境のいい信州で過ごしたい